JOURNAL
一杯のお茶ができるまで
“農園からこだわった、まっすぐな一杯“を届けるUCC ドリップポッドから、静岡掛川茶のおいしさを味わう「深蒸し静岡煎茶」「静岡まろみ焙じ茶」が誕生しました。
“淹れたての美味しさ” を体感いただけるように、茶葉の選定だけでなく、茶葉本来の香りと味わいを最大限に引き出すための合組(ブレンド)や裁断、焙煎方法までこだわり抜きました。
コーヒーだけではなく、紅茶もお茶も。一杯の飲み物を通して生まれる人と人とのつながりや、広がる豊かな時間をお届けします。
静岡 掛川茶を選んだ理由
古くから人と人をつなぎ、くつろぎの時間を彩る存在として日本人が大切にしてきたお茶文化。日本を代表するお茶処の静岡県は、生産量の多さや独自に生み出された加工法など、日本のお茶文化を牽引してきました。
茶葉から淹れた本格的な味わいをお楽しみいただきたい。そして環境にも配慮された持続可能なものでありたい。そんな想いを持つ私たちにとって、掛川を中心とした伝統的農法であり、豊かな生物の保全にもつながる「静岡の茶草場農法」で作られた茶葉は、まさに理想でした。
私たちは、これからも “カップから農園まで”すべての工程にまっすぐに向き合い、おいしい飲み物を通じて広がる “豊かな時間”や“憩いのひととき”を提案し続けていきます。
一杯のお茶ができるまで
茶園からはじまり、すべてのプロセスにおいてお茶作りに向き合う人たちの想いがバトンのように渡され、目の前の一杯の「お茶」へとつながっていきます。
STEP 1
栽培
静岡伝統の“茶草場農法”
お茶の生育は、栽培地の気象条件・土壌条件により大きく影響を受けます。
世界農業遺産「静岡の茶草場農法」は良い土壌を作るための伝統的な農法です。
STEP 2
一次加工(荒茶工程)
“蒸す・揉む・乾燥”
茶園で摘採した茶葉を、圧力のない蒸気でまんべんなく蒸します。茶葉に合わせた蒸し時間の長さで「味・香り・水色」が決まります。その後、揉む・乾燥の工程を経て「荒茶※」になります。
※荒茶とは、畑から摘んだ葉を一次加工したもの。まだ製品としては不完全な状態です。
STEP 3
仕上げ加工
“合組・火入れ乾燥”
荒茶を選別し、熟練した技術を持つ茶商が、目、鼻、舌、手触りなどの感性と経験により、茶葉のそれぞれの特徴を見極め、合組※・火入れ乾燥をすることで、消費者の嗜好に合わせた味づくりを行います。
※合組(ごうぐみ)とは、異なるサイズ、形状、味わいの荒茶を組み合わせるブレンドのこと。
STEP 4
焙煎
“ 煎茶から焙じ茶へ”
煎茶を焙煎機で焙じます。この工程で、焙じ茶特有の褐色となり芳ばしい香り、甘みやまろみが感じられる味わいが生まれます。
※焙煎は、「深蒸し静岡煎茶」の工程には含まれません。