COFFEE COLUMN

おいしいアイスコーヒーの淹れ方
夏は、冷たいアイスコーヒーが飲みたくなる季節。
自宅でも本格的なアイスコーヒーを味わえたら―そう思う方も多いのではないでしょうか。
ほんの少し「淹れ方」にこだわるだけで、アイスコーヒーの味わいは豊かに変化します。その日の気分やシーンに合わせて淹れ方を選び、この夏のアイスコーヒーをより楽しんでみてください。

YOUBIプロレシピで楽しむ
2つの味わい
ドリップポッドYOUBIでは、プロ監修のレシピによるこだわりのアイスコーヒーが楽しめます。
キレのあるすっきりとした急冷式と、水出しをイメージしたやさしい口当たりの一杯。2つの異なる味わいを気分やシーンに合わせて楽しめる、この2種類のレシピから始めるのがおすすめです。

【The Iced Coffee – deep】
喫茶店のような深いコクと香ばしさ。マスターがじっくりドリップしたような、力強くしっかりとした味わい。
〈プロ土井のコメント〉
どこか懐かしい喫茶店の情景がよみがえる、しっかりとしたボディ感のあるアイスコーヒー。
深みのあるコクとほのかな苦味が心地よく、ブラックはもちろん、ミルクを加えればまろやかで優しいアイスカフェオレとしても楽しめます。

【The Iced Coffee – mild】
水出しのようにやさしく、すっきりとした後味。
〈プロ土井のコメント〉
すっきりとした余韻が広がるコールドブリューのような一杯。
じっくりと時間をかけて引き出された、雑味のないクリアな味わいが特徴です。
ブラックでそのまま楽しめば、水出しコーヒーのような爽やかな風味がより一層際立ちます。

プロがおすすめする
アイスコーヒーの淹れ方2選
UCCコーヒーアカデミー東京校の村田講師に教わった、急冷式アイスコーヒーと水淹れ(水出し)コーヒーの淹れ方を紹介します。

ー急冷式アイスコーヒー
「急冷式」のアイスコーヒーは、ドリップ抽出したコーヒーを氷で急冷することで、香り高くキレのある味わいに仕上がる淹れ方です。
最適なお湯と粉の比率で、ゆっくり時間をかけて抽出し、溶けにくいかち割り氷で急冷することで、キリっと特徴の際立った濃厚なアイスコーヒーに仕上がります。
材料
- コーヒー粉
- 12g
- お湯の量
- 100ml
- 氷(かち割り氷)
- 70g
- ドリッパー(今回は円錐型を使用)
- サーバー
- ペーパーフィルター
- スケール
作り方
-
1
サーバーに氷を入れて、ドリッパーをセット。
※溶けにくい、かち割り氷で急冷することで、水っぽくなりにくいです。 -
2
コーヒー粉を計量。
※粉量と湯量は、 粉量に対して湯量は約8倍が目安です。 -
3
蒸らす。(20ml /20秒)
※粉量の倍量程度の湯量を加えて蒸らします。粉の鮮度に応じて蒸らし時間を設定します。 -
4
ゆっくり時間をかけて抽出。
※注ぎ終わるまでの時間は45秒くらいかけてゆっくり注ぐ。 -
5
グラスに注いで出来上がり。

―水淹れ(水出し)アイスコーヒー
「水淹れ(水出し)」は、熱を加えず、コーヒー粉を水に浸して時間をかけて抽出する作り方です。低温でじっくり抽出されるため、まろやかでクリアな味わいが引き出されます。
専用器具を使った作り方もありますが、簡単なのは袋から出して浸すだけの「水淹れ(水出し)専用コーヒーバッグ」です。ご自宅で挑戦するには少し時間が必要ですが、その分、雑味のないクリーンな味わいが魅力です。
<おすすめの淹れ方>
広口の容器に水出しアイスコーヒーコーヒーバッグを1袋入れ、500mlの常温水(軟水がおすすめ)を注ぎ、冷蔵庫で4時間〜8時間ほど浸します。
お茶や麦茶用のバッグにコーヒーの粉を詰めて作るときは、アイスコーヒー用のコーヒーや、深めに焙煎したコーヒーがおすすめです。
「コーヒー:水」をおおよそ「1:10~12」で試してみてください。