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COFFEE COLUMN

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知るともっとおいしい、スペシャルティカプセルの楽しみ方

知るともっとおいしい、
スペシャルティカプセルの楽しみ方

ドリップポッドのスペシャルティカプセルは、信頼できる農園主やパートナーとともに、一杯の個性を丁寧にかたちにしたシリーズです。期間・数量限定で毎年お届けするその味わいは、産地やつくり手ごとに異なる表情に出会えるのが魅力。ほかにはない一杯との出会いが、コーヒーのおいしさをあらためて気づかせてくれます。
その魅力を、もっとわかりやすくお伝えしたい。 そんな思いから、ドリップポッドでは CVA(Coffee Value Assessment)の考え方を取り入れ、香りや甘さ、果実感、口あたりといった味わいの個性を丁寧に見つめています。

CVAとは?

CVAをひとことで表すなら、コーヒーのおいしさを、よりていねいに見ていくための視点です。CVAは、SCA(Specialty Coffee Association)が提案する、コーヒーの価値を多面的に捉えるための評価の考え方です。SCAでは、コーヒーの価値をひとつの点数だけで語るのではなく、豆そのものの特徴、味わいの個性、飲んだときの印象、さらに背景にある情報まで、いくつかの側面から捉えることを大切にしています。
そうした考え方を形にしたのがCVAで、「このコーヒーにはどんな魅力があるのか」を、よりわかりやすく見つけていくための手がかりになります。

たとえば味わいを見るときには、粉の状態で感じる香り、お湯を注いだときの香り、口に含んだときの味わい、飲んだあとに続く余韻、酸味、甘さ、口あたりなどをひとつずつ見ていきます。SCAのCVAフォームでも、fragrance(粉の状態で感じる香り)、aroma(お湯を注いだときに立ちのぼる香り)、flavor(口に含んだときの味わい)、aftertaste(飲んだあとに続く余韻)、acidity(酸味)、sweetness(甘さ)、mouthfeel(口あたり)といった項目が整理されており、香りや味わいを立体的に捉えられるようになっています。

※ SCA(Specialty Coffee Association)は、スペシャルティコーヒー業界の発展を目的とした国際的な非営利組織で、コーヒーの品質基準の策定や技術トレーニング、競技会の開催を通じて、生産者から消費者までコーヒーに関わるすべての人々をサポートする活動を行うほか、業界全体の持続可能性やトレーサビリティ向上にも力を入れています。

ドリップポッドがCVAを活用する理由

ドリップポッドのスペシャルティカプセルには、それぞれに異なる個性があります。フルーティーな印象が際立つものもあれば、甘さの余韻が心地よいもの、なめらかな質感が印象に残るものもあります。

その魅力をお伝えするとき、ただ「華やか」「おいしい」だけでは、伝えきれないことがあります。たとえば同じ酸味でも、レモンのようにすっきり感じるものもあれば、オレンジやアプリコットのようにやわらかく果実感を伴うものもあります。甘さも、砂糖のようなストレートな甘さだけでなく、ブラウンシュガーやチョコレートを思わせるような、コクを伴った印象として感じられることがあります。

CVAを取り入れることで、そうした違いをより丁寧に整理しながら、そのカプセルならではのおいしさを紐解きお伝えすることができます。どんな味わいがあるのかを見つめることと、それがどう魅力として感じられるのかを捉えること。その両方を意識できるのが、CVAの良さです。SCAでは、コーヒーを評価するときに、どんな味わいがあるかを見ることと、飲んでどう感じるかを見ることを分けて考えています。必要に応じて、その両方をひとつのシートで見られるCombined Formも用意されています。

ドリップポッドでは、今回ご紹介するカプセルに限らず、これから発売するスペシャルティカプセルについても同様の視点で評価を行い、それぞれの個性を丁寧に言葉にしていく予定です。

プロは、どんなふうにおいしさを見ている?

コーヒーのプロが見ているのは、「酸味がある」「苦みがある」といった大きな印象だけではありません。

その香りはどんな果実を思わせるのか。
甘さはどんな質感を伴っているのか。
余韻は軽やかなのか、やわらかく続くのか。

そんなふうに、一杯の中にある細やかな表情を拾っていきます。たとえば、「フルーティー」、「甘い」、「飲みやすい」という言葉も、そのままでは少し広すぎるかもしれません。

そこでCVAの視点を取り入れると、「柑橘を思わせる明るさ」、「ブラウンシュガーのようなやわらかな甘さ」、「シルキーでなめらかな口あたり」というように、味わいをもう少し具体的にとらえやすくなります。 それは、コーヒーに詳しい方のためだけではなく、自分の好きな味を見つけたい方にとっても、楽しみ方を広げてくれる視点です。

ひとつの例として

ホンジュラス エルプエンテ農園2026を見てみる

実際に、今年の4月に発売したスペシャルティカプセル「ホンジュラス エルプエンテ農園2026」では、UCCコーヒーアカデミー東京校の専任講師が、CVAのCombined Formを使って味わいを評価しました。
そこから見えてきたのは、柑橘や果実を思わせる明るさ、やわらかな甘さ、なめらかな口あたり。表現の仕方には違いがあっても、果実感と甘さの重なり、そして飲みやすさが、このコーヒーらしい魅力として浮かび上がってきました。

CVAのおもしろさは、味わいの特徴だけでなく、その一杯がどう魅力的に感じられるかまで見ていけることです。
ただ点数で良し悪しを決めるのではなく、どんな個性があり、それがどんな心地よさにつながっているのかまで捉えられるのは、CVAの特長です。

これから登場するスペシャルティカプセルについても、同じように評価を重ねながら、それぞれの個性を丁寧に紐解いていきます。

味わいを知ると、
スペシャルティカプセルはもっと楽しい

スペシャルティカプセルは、ただ“少し特別なコーヒー”というだけではありません。一杯ごとに、香りや甘さ、酸味、飲んだあとに残る余韻まで、それぞれ違った表情があります。

そして、そのおいしさの感じ方も人それぞれです。
今日はすっきりした味が飲みたい。甘さのある味わいにほっとしたい。そんな気分によっても、心地よく感じる一杯は変わっていきます。

CVAは、そんな一杯ごとの個性を見つけて、わかりやすく伝えるための手がかりです。ドリップポッドでは、この考え方を活かしながら、スペシャルティカプセルの多彩なおいしさを、これからもより親しみやすくお届けしていきます。 どんな味わいを楽しみたいかを思い浮かべながら選ぶ。
そんなふうに選べるようになると、一杯と過ごす時間はきっと、今よりもっと楽しくなります。