DRIP POD STORY
【DRIPPOD】COE優勝経験もある名農園主が経営する「ホンジュラス ラティナ農園」
中米ホンジュラスのラティナ農園は、ホンジュラスのカップ・オブ・エクセレンス(COE)優勝経験もある名農園主、ファビオ氏が経営する名門農園。真摯にコーヒーと向き合い、丁寧できめ細やかな栽培方法、精製処理を行っています。
目次
カップ・オブ・エクセレンス(COE)とは
Alliance for Coffee Excellence(ACE)が主査する最高峰のコーヒーの国際品評会。中南米を中心にコーヒーの生産国ごとに開催され、世界中から選ばれた国際審査員らによってブラインドで公平に厳しく審査、スコア付けされ、その年にその国で収穫された最高のコーヒーが選出されます。国際審査員らの評価が 87 点以上のコーヒーのみが、名誉ある「カップ・オブ・エクセレンス」の称号を名乗ることが出来ます。
持続可能な生産への取り組み
ラティナ農園は標高約 1,600m の高地に位置するため、コーヒーの樹は強い日差しに晒されます。葉焼けを防ぐためにシェードツリー(日陰樹)栽培を積極的に取り入れ、コーヒーの品質向上を目指しています。またこの栽培方法は、森林の保護・維持にもつながります。
豊かな風味と甘味を引き出す丁寧な品質管理
農園と精製所は別運営されていることが多いですが、ファビオ氏は精製所の運営まで手掛けており、農園での栽培から精製まで一貫した体制を敷くことで、コーヒーの品質向上を追求しています。
精製方法はナチュラル(非水洗式)を採用していますが、天日、日陰と段階を踏みゆっくりと乾燥させることで、豊かな風味と甘みを引き出しながらも、クリーンな味わいに仕上げています。
まず、天日に干し水分を飛ばします。その後、日陰に移しさらに乾燥させ、水分含有量を 10~10.5% になるまでコントロールします。ラティナ農園では、一般的なナチュラルの精製期間よりも多くの時間をかけ、ゆっくりと時間をかけて乾燥させる方法が特徴です。さらに、使用するコーヒーチェリーは完熟した実だけを丁寧にハンドピッキングしたものを厳選。乾燥度合いをみながらチェリーを攪拌し熟度を揃えるなど、徹底した品質管理を行っています。
生産者(農園主)とのエピソード
UCCはグループ社員が出場した2017年の抽出競技大会用の豆の買い付けを機にラティナ農園との関係をスタートしました。 UCCコーヒーアカデミー専門講師であり、自身もCOE国際審査員を務める村田がその味に惚れ込み、より多くの方にこのコーヒーをお届けしたいという思いから、毎年農園に足を運んでいます。そして、今年UCCとして初めてご家庭向け製品のドリップポッド専用カプセルとして製品化に至りました。