JOURNAL
ウィンターブレンド
開発秘話
2020 年よりドリップポッドでは、シーズンごとに、“その季節ならではの味に出会える” をテーマにしたスペシャルティブレンドシリーズを展開してきました。
生産地によって違う個性が表現されたスペシャルティコーヒーのみを使用した贅沢なブレンド。
2024 年冬限定のウィンターブレンドをお届けします。
味わいのコンセプト
今年の「ウィンターブレンド2024」の味わいのコンセプトは、“冬の澄んだ雪景色”。冬の冷たい静かな朝をイメージしました。
毎年ホリデーシーズンに販売を始めるスペシャルティだからこそ、家族や仲間と過ごすひと時に楽しんいただきたいという思いを込めていま
す。
個性を活かすブレンドの設計
具体的な味わいのコンセプトが固まったら、ブレンドを組み立てていきます。
スペシャルティコーヒーのもつ風味特徴を最大限に引き立てたブレンドを作るために、配合するコーヒー豆の原料選びはとても大切な役割です。
スペシャルティブレンドの原料選びとブレンドを監修するのは、コーヒー鑑定士 中平です。中平は農事調査室 室長として、世界各国の農園のコーヒー栽培の技術支援から買付を手掛ける、原料の個性を知り尽くした目利きのプロ。今回も、理想とする風味を実現するため、彼の目利きが光り、4つのオリジンが選定されました。
ブレンドの味づくりは、まずはどの風味を中心に立たせたいかを決めてから細やかな味わいの調整を進めていきます。
何パターンか味わいを細かく調整し、試した中で、ブレンドの味わいの骨格となるベースとして使用するオリジン、そしてフレーバーの役割として個性を立たせる役割となるオリジンの配合、これらの個性を最大限に活かす焙煎度合いを決めていきます。
今回ブレンドのベースには、3種のオリジンをバランスよくブレンドしました。一つ目は、カシスやプラム、クランベリーのような赤い果実のフルーツフレーバーが特徴のホンジュラス セロ・アズール農園のコーヒー。二つ目は、青りんごのような爽やかなフレーバーが特徴のルワンダ フイエマウンテン。三つ目は、明るいピーチのようなコクのある甘みのあるコロンビア ルパタ農園のコーヒー豆を使用しました。
多種多様なフルーツフレーバーを折り重ねることで、心地よく広がる果実味を引き立たせました。
味わいの3つの特徴
爽やかなフルーツフレーバー
クランベリーや柑橘類を思わせる爽やかなフルーツフレーバーが特徴のコーヒー。口に含むと、フルーティーな酸味が広がり、まるで新鮮なベリーやレモンのような軽やかな印象を与えます。
甘さと柔らかいコク
爽やかな酸味の中に、ほのかな甘みと滑らかなコクが感じられます。フルーツの風味が引き立ちながらも、甘さがバランスを保ち、口当たりが優しく仕上がっています。
ミルクチョコレートのような余韻
飲み終えた後には、まるでミルクチョコレートのような優しい甘みが口の中に心地よく残ります。
リラックスした気分で過ごす冬の昼下がりのシーンにぴったりの味わいです。冬の澄んだ空気に合うような清々しい味わいで、目覚めの一杯にぴったりです。心地よい一杯をぜひお楽しみください。