毎年1月9日は、「ジャマイカ ブルーマウンテンコーヒーの日」として、日本記念日協会により制定されています。
1967年1月9日、ブルーマウンテンコーヒーを積んだ船がジャマイカの キングストン港から日本に向けて出港した歴史的な日に由来します。当時、この出来事はジャマイカでも大きな話題となりました。
さらに、この日にはもうひとつ、特別な意味が込められています。ブルーマウンテンの豆は、大自然の脅威や厳しい品質検査といった数々の試練を乗り越え、素晴らしい風味を持つ豆として出荷されます。そのたくましい姿から、「試練に打ち勝った＝“勝ち豆”」と称されてきました。ジャマイカコーヒー輸入協議会は、この精神を「大切な人の“勝ち” を願う日」と結びつけ、1月9日を「勝利を願ってブルーマウンテンコーヒーを贈る日」と位置づけました。
ブルーマウンテンコーヒーの日には、この特別な豆が持つ歴史と意味を思い返しながら、大切な人や自分自身に贈るコーヒーを楽しんでみてはいかがでしょうか？

中米ジャマイカの東部に広がるブルーマウンテン山脈。その標高800m～1,200m の地域で栽培されたコーヒーだけが「ブルーマウンテン
コーヒー」と名乗ることができ、この限定された地域で育てられたコーヒーは、特別な品質と名声を持ちます。
ブルーマウンテンコーヒーが特別な理由の背景には、恵まれた気候環境の他、長年続けられてきた高品質を守り抜く徹底された栽培管理があります。

ブルーマウンテンコーヒーは、ジャマイカ農産品規制公社によって厳しく格付けされています。
豆の大きさ（スクリーンサイズ）や欠点豆の割合を基準に「No.1」「No.2」「No.3」のランクが付けられ、さらに希少価値の高い丸豆「ピーベリー」も含まれます。この等級の豆がプレミアム品として輸出されます。
また、エリア外で栽培されたものは「ハイマウンテン」や「プライムウォッシュ」などの称号が与えられる場合があります。このように、ブルーマウンテンコーヒーは、その産地と品質の厳格な基準によって特別な存在感を放っています。

ブルーマウンテンコーヒーの栽培エリアは険しい山岳地帯に位置し、機械の使用が難しいため、栽培から収穫までの工程はほとんど手作業で行われます。
一枝ごとの状態を細やかに観察し、完熟したチェリーだけを丁寧に手摘みすることで、熟度が均一で雑味のない、極めて高品質なコーヒーが生み出されています。
この手間を惜しまない作業が、ブルーマウンテンコーヒーの格別な味わいを支えています。

ブルーマウンテンエリアは、昼間は暖かな日差しを浴びながら、夜には冷え込むことで平均8℃以上の寒暖差が生まれます。
この厳しい環境のおかげで、コーヒーの木は栄養をしっかりと蓄え、甘みが凝縮された引き締まったコーヒーチェリーを実らせます。さらに、「ブルーマウンテンミスト」と呼ばれる霧が頻繁に発生し、強い日差しを和らげながら土壌に水分を供給。
この絶妙な自然環境が、みずみずしく風味豊かなコーヒーを生み出す理想的な条件を作り出しています。

その味わいは、苦味・酸味・コクが見事に調和し、標高の高いエリアのブルーマウンテンコーヒーほど、フルーティーで柔らかな甘みと優雅な香りが際立つと言われています。
「コーヒーの王様」と称されるブルーマウンテンコーヒーは、コーヒーらしい苦味やコクがありながら、甘い余韻を楽しめる一杯。ストレートはもちろん、食後のお口直しやスイーツとともに、さまざまなシーンでその魅力を堪能できます。

ブルーマウンテンコーヒーの味わいが楽しめる「ブルーマウンテンブレンド」は、栗やブラウンシュガーを思わせる甘い余韻が長く続く贅沢
な一杯。
豊かな調和のとれた味わいは、日常を少しだけ特別なひとときへ誘ってくれます。

ブルーマウンテン
ブレンド

1,944円（税込）

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