JOURNAL

サマーブレンド2025
開発秘話
2020 年からスタートしたドリップポッドのスペシャルティブレンドシリーズは、「その季節ならではの味に出会える」をテーマに、季節ごとに特別なコーヒー体験をお届けしています。今年の「サマーブレンド2025」は、みずみずしいトロピカルフルーツのようなすっきりとした果実味あふれる味わいに仕上げました。
南国のフルーツが弾けるような トロピカルな味わい

南国の果実を思わせるジューシーで鮮やかな味わいを目指しました。マンゴーやパッションフルーツをイメージしたトロピカルなフレーバーに、透明感のあるクリーンな後味。フルーティーでありながら甘さが後を引かないので、暑い夏でもすっきりと味わえます。アイスコーヒーにすると、果実感と爽やかさがより引き立ちます。南国の風を感じるような、リラックスしたひとときにおすすめの一杯です。
3つのオリジンが織りなす味わい

1.
味わいのベースとなる
コロンビア・ルパタ農園
ベースには、コロンビア・モンテベージョ地区の標高2,000m を超える高地に位置するルパタ農園のコーヒーを使用しています。雲の上にあるような冷涼な環境でゆっくりと熟すことで、ピーチやいちじくのようなフルーティで明るい酸味と、バニラやミルクチョコのようなやさしい甘みが引き出されています。
マスカルポーネを思わせるクリーミーな舌触りと、カラメルのように長く続く余韻が特長で、ブレンド全体の味わいをまとめ上げ、奥行きのある味わいをもたらします。

2.
香りと個性を加える
コロンビア・ウィラ カランボロ
アクセントには、ウィラ県ブルセラスおよびアセベド地区で精製された特別なロットを使用しています。ロット名にある「カランボロ」は、スペイン語でトロピカルフルーツの一種「スターフルーツ」を意味し、その名の通り、甘い南国果実を思わせる香り豊かな味わいが特徴です。
このユニークな風味は、El Diviso 農園のネストル氏とLas Flores 農園のヨハン氏が精製工程において用いている独自のプロセスによって引き出されています。一般的なウォッシュド製法をベースにしながら、まずチェリーを酸素に晒して糖度を高め、水中での長時間発酵によりフルーティーな香りを形成。その後、約50℃の熱水で撹拌し、約20℃の冷水を加えることで発酵を止め、香味を安定させています。この高度な温度管理と発酵技術により、黄桃やパパイヤのような熟した果実の甘さと華やかな香りが際立ち、ブレンド全体に明るいトロピカルフルーツのような印象と、甘い余韻を加えています。

3.
爽やかな酸味と甘さを加える
ルワンダ・フイエマウンテン
ルワンダ・フイエマウンテンは、ウォッシュドとナチュラル、2 種類の精製方法によるコーヒーを選定しています。ウォッシュドはグリーンアップルやマスカットを思わせる爽やかでクリーンな酸味を、ナチュラルはストロベリーのようなジューシーで甘酸っぱい風味をもたらします。異なる精製による風味の個性が重なり合うことで、ブレンド全体にみずみずしさと鮮やかな印象を加えることができます。
夏の陽気をまとった トロピカルなブレンド

3 つのオリジンが織りなすハーモニーによって、トロピカルフルーツを思わせる明るくジューシーな味わいと、暑い季節に心地よく広がる爽やかな余韻が生まれました。アイスコーヒーはもちろん、ホットでもすっきりとした飲み口をお楽しみいただけます。一口ごとに、南国の太陽を浴びた果実のような開放感と、軽やかな甘さが広がります。