JOURNAL

「UCCカプセル珈琲店」
タカラトミーアーツとの
コラボイベント
Photo / Toshiyuki Udagawa
Edit & Text / Akio Mitomi
東京・六本木の東京ミッドタウンに2025年10月10日〜13日の4日間、通常の約20倍の容量で、高さ2mを超える“巨大珈琲ガチャマシン”が登場した。これは10月10日の「UCCカプセルコーヒーの日」を記念して、『ガチャ®』を展開するタカラトミーアーツとのコラボレーションから生まれた「UCCカプセル珈琲店」の1シーンだ。10月1日の「国際コーヒーの日」に、コーヒーカプセルに見立てた〇(マル)を加えた10月10日を「UCCカプセルコーヒーの日」と制定した昨年から、さらにパワーアップして戻ってきたポップアップイベントだ。
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会場のプラザ1階キャノピー・スクエアに2台設置された“巨大珈琲ガチャマシン”が人々の興味を惹き、オープン直後のランチタイムにはオフィスワーカーやショッピング客がさっそく列をつくった。メディアやSNSの情報を見て訪れた人も目立ち、週末は列が途絶えず、4日間でおよそ4,000人の来店者を集めた。

参加希望者はUCCドリップポッドストア公式LINEアカウントを友だち追加することで、無料で“巨大珈琲ガチャマシン”を回すためのコインをゲット。コインを投入して、これも巨大なハンドルを両手でガチャガチャと回すと、コーヒーカプセルと説明書が入ったガチャカプセルが。このコーヒーカプセルは用意された12種類からランダムで封入されている。例えばホンジュラス&コロンビアの場合は「ラテン系の明るくフルーティーなマイルドさん」というキャラクター設定で、ガチャで出会った新たなコーヒーの特徴をイメージしやすいよう工夫されている。またシークレットカプセルを引き当てると、「DRIP POD YOUBI」マシンと専用コーヒーカプセルがセットになったスターターセットやタカラトミーアーツの人気商品がプレゼントされた。

さらにパワーアップした今年は、“巨大珈琲ガチャマシン”で引き当てたカプセルと同じ番号の“お菓子ガチャ”を回して、コーヒーとお菓子のマリアージュを楽しめる。“お菓子ガチャ”は“巨大珈琲ガチャマシン”に隣接するタカラトミーアーツの通常のガチャマシンを回して入手することができ、1種類のコーヒーにつき、それぞれお菓子は4種類!

合計48通りの組み合わせで、どのお菓子が当たってもコーヒーの魅力を引き出すようにマッチングされ、偶然の組み合わせから新たなおいしさを発見できる趣向となった。

コーヒーのカプセルとお菓子のカプセルを持った参加者は、カプセル式ドリップコーヒーマシン「DRIP POD YOUBI」が並ぶカウンターに移動、プロのハンドドリップ技術を再現した淹れたてのコーヒーを味わうことができる。

コーヒーの抽出が終わると、“お菓子ガチャ”で引き当てたお菓子を受け取り、参加者は新たなコーヒーとの出会いを体験することに。

また会場でDRIP POD公式アカウント(Instagram・X)をフォロー、ハッシュタグ「#UCCカプセル珈琲店 #カプセルコーヒーの日」を付けて写真を投稿すると、ドリップポッド10周年を記念した特別なスペシャルティコーヒーとお菓子のマリアージュも楽しめた。

「UCCカプセル珈琲店」を体験して
昨年に引き続き「UCCカプセル珈琲店」開催の狙いは、日本ではまだ認知度の低いカプセル式コーヒーを参加者自身に味わってもらうこと。今年はさらに、未知のコーヒーとお菓子とのマリアージュを通じて、コーヒーガチャ╳お菓子ガチャ=2段階の、“ポジティブな出会い“を演出することとなった。
50歳代の女性2人組は、インターネットでイベント開催のリリースを目にして来場したという。
「ブルーマウンテンブレンドが当たりました。酸味が強すぎず、飲みやすいです。お菓子はこのクリーミーミルクチョコが当たりました」
「私はメープルバタークッキーと鑑定士の誇り スペシャルブレンドでした。ブラックでも飲みやすくて、味がブレないコーヒーだと思います」
お菓子はこれから食べるというタイミングの2人からは、まずコーヒーの感想を聞くことができた。
1人で参加した30歳代の女性も、UCCのSNSを見て面白そうだなと思い参加。
「ホンジュラス&コロンビアとクリーミーホワイトチョコの組み合わせになりました。すごくおいしいマリアージュで、想像以上でした」と、偶然の出会いに感動した様子だった。
商談帰りの男性ビジネスマン3人組は年齢がまちまち。
「モカ&キリマンジァロとパットドュフリュイ(木いちご)をいただきましたが、飲んだことのない風味のコーヒーで。普段からハンドドリップでコーヒーを淹れていますが、酸味のある豆は選ばない。今日はガチャで当たって、自分で淹れるよりずっとおいしかったし、甘いお菓子との組み合わせで印象が変わりました」(40歳代)
「コーヒーはブルーマウンテンブレンド、お菓子は焼き栗モンブラン。コーヒーの中ではブルーマウンテンが一番おいしいと思いますし、普段あまり食べない甘いお菓子も、コーヒーと一緒なら良さが分かりますね」(50歳代)
「マンデリン&ブラジルのカプセルが出ました。普段は色々なコーヒーをハンドドリップで試していますが、このコーヒーは酸味が抑えられていて好みに合います。お菓子はフルーティービターチョコだったので、苦味が相まってよく合いました。元々マンデリンは好きな豆なので、個人的には大当たりのガチャでした!」(30歳代)
三人三様ながら、いずれもベースはコーヒー好き。それぞれ好みに合うガチャの結果だったようだ。

なおコーヒーを楽しんだあとの紙コップは「おいしかった!」「イマイチだった」と2つの選択肢が記載された回収BOXへ。それぞれ自分の満足度に応じて投票する仕組みだ。なお、結果は97%の人が「おいしかった!」と回答。回収後の紙カップは王子ホールディングスによるリサイクルプログラムでペーパータオルにリサイクルされ、今後はドリップポッドのイベントでまた使用されることとなる。

DRIP POD ×『ガチャ®』コラボの狙いは?
「UCCカプセル珈琲店」オープン直前内覧会では、DRIP PODと『ガチャ』のコラボレーションが実現した理由について、(株)タカラトミーアーツ ガチャ・キャンディ事業部ガチャマーケティング営業部マーケティング課課長の南知輝さんに、UCCグループ ソロフレッシュコーヒーシステム(株)事業開発部PRマネージャーの西川満美子が改めて理由をたずねた。
――今年はDRIP PODにとって10周年を迎えた記念の年ですが、タカラトミーアーツさんにとっても特別な年だそうですね。
「はい。ガチャは今年で日本上陸60周年を迎えます。その歴史には、色々な取り組みをしてきた人たちがいます。この記念すべき年に向けて、私たちは一昨年よりロゴのリニューアルをはじめ、ブランドの再定義=リブランディングに取り組んでまいりました。ガチャの魅力を、より皆様にお届けしていきたいと考え、特に今年は様々な取り組みを行っています」
――今回、私たちの方から「ぜひコラボレーションを」とお願いしましたが、改めてUCCと一緒にコラボしてもらってくださった理由があれば、ぜひ教えていただきたいです。
「60周年を迎えるにあたり、新たな価値を届ける方法を模索する中で、UCCさんから同じく周年ということでお声掛けをいただきました。『カプセルから楽しみを届ける』という共通の価値観もあり、ぜひご一緒したいと思いまして今回コラボレーションに至りました」
――今回のイベントを通じて、タカラトミーアーツさんとしては来場者の皆さまにどんなことをお届けしたいでしょうか?
「このイベントではカプセルという共有モチーフを通じて、普段からガチャで遊んでくださっている方も、そうでない方も『何が出るか分からないワクワク感』や魅力を体験していただけたらいいなと思っております。また、お客様一人ひとりにとっての“特別な時間”となり、弊社として大切にしている『遊び心』が、より多くの方に届くことを期待しています」
2年目の「UCCカプセル珈琲店」を振り返って。
昨年初めて記念日を制定し、実施した「UCCカプセル珈琲店」。カプセル×カプセルという分かりやすく楽しいコミュニケーションは非常に多くの方にカプセル式コーヒーを知り、体験してもらうきっかけになりました。これを継続することでカプセル式コーヒーの魅力をもっと知ってもらうことができると考え、昨年のイベント後から次回のイベントはどうしようかと検討を始めました。そんな中、同じく周年を迎えるタカラトミーアーツさんとご縁があり、ガチャを通じた“出会い”をキーワードに今回のコラボレーションが実現しました。
私達UCCが届けたいと思っているおいしいコーヒーとの出会い。それをどうやったらドリップポッドのコンセプトや良さも含めて体験し、知ってもらえるのか。昨年イベントを実施して私達が感じたことは、あえてコーヒーを選ばせないという体験は“コーヒーの味”だけでなく、“出会いそのもの”が楽しい体験になるということでした。これをもっともっと多くの人に体験してもらいたい。もっとコーヒーとの出会いを楽しくさせたい。そのためにタカラトミーアーツの皆様のお力をお借りしたい、と思い、いざ一緒に検討を始めると、「あんなことはできないだろうか」「こんなことができたら面白いのではないか」とまさに遊び心満載のアイディアをたくさん頂きました。「こんなイベントにしたいのですが」と提案しにいくと、どれも「いいですね!」と前向きなお返事をいただき、企画検討段階からお互いに「ワクワク」していたのではないかと感じています。
さらに昨年からのパワーアップポイントとして、今回はコーヒーの味わいを引き立てるお菓子とのマリアージュも実施。昨年、「新しいコーヒーの味」に出会えるコーヒー店としてイベントを実施し、非常に嬉しいポジティブな反応をたくさん頂きましたが、コーヒー初心者や未経験者には、なかなかコーヒーの味の違いは言語化しにくいため、「どのカプセルでもおいしい」「種類が豊富である」といったカプセル式やドリップポッドのメリットが腹落ちしにくいのではないかと考えました。そこで今年はコーヒーのフレーバーを引き立てベストマッチする4種類のお菓子をカプセル毎に選び、合計48通りのコーヒー体験ができるようにしました。これにより、コーヒーに詳しくない方でもコーヒーの味わいの違いやおいしさをより分かりやすくなると考えました。実際に体験いただいた方からは「コーヒーだけで味わう時とお菓子も一緒に味わう時とでコーヒーの味が変化した」といったお声を多数いただくことができ、コーヒーの味わいの幅広さや種類の豊富さ、イベント体験のコンセプトを昨年よりも理解してもらうことができたのではないかと考えています。
結果、昨年以上に多くの方に足を運んでいただけたことに感謝すると共に、さらに多くの方にカプセル式コーヒーの良さを伝えていけるよう、引き続き挑戦していきたいと思います。
ソロフレッシュコーヒーシステム株式会社 事業開発部 PRマネージャー 西川満美子
*ガチャ®は(株)タカラトミーアーツの登録商標です。


