JOURNAL

ウィンターブレンド
開発秘話
2020年よりドリップポッドでは、シーズンごとに、“その季節ならではの味に出会える” をテーマにしたスペシャルティブレンドシリーズを展開してきました。生産地によって違う個性が表現されたスペシャルティコーヒーのみを使用した贅沢なブレンド。
2025年冬限定のウィンターブレンドをお届けします。

味わいのコンセプト
今年の「ウィンターブレンド2025」の味わいコンセプトは、ベリーの厚みある果実感と、シナモンやクローブ由来を思わせる甘いスパイスの香りを軸に設計しました。コクのある甘さとクリーンな酸をバランスよく整え、奥行きのある余韻を目指しています。

個性を活かすブレンドの設計
具体的な味わいのコンセプトが固まったら、ブレンドを組み立てていきます。
スペシャルティコーヒーのもつ風味特徴を最大限に引き立てたブレンドを作るために、配合するコーヒー豆の原料選びはとても大切な役割です。
スペシャルティブレンドの原料選びとブレンドを監修するのは、コーヒー鑑定士 中平です。中平は農事調査室 室長として、世界各国の農園のコーヒー栽培の技術支援から買付を手掛ける、原料の個性を知り尽くした目利きのプロ。今回も、理想とする風味を実現するため、彼の目利きが光り、4つのオリジンが選定されました。
ブレンドの味づくりは、まずはどの風味を中心に立たせたいかを決めてから細やかな味わいの調整を進めていきます。
何パターンか味わいを細かく調整し、試した中で、ブレンドの味わいの骨格となるベースとして使用するオリジン、そしてフレーバーの役割として個性を立たせる役割となるオリジンの配合、これらの個性を最大限に活かす焙煎度合いを決めていきます。

ブレンドのベース
2種のオリジンをバランスよくブレンドしました。一つ目は、カラメルやミルクチョコの甘さに、ジンジャーやシナモン、ラム酒のようなニュアンスが重なる、ホンジュラス エルプエンテ農園(ナチュラル*)のコーヒー。ナチュラル精製ならではのフルーティーな甘みがコクを支え、ブレンド全体の甘さの土台をつくります。
二つ目は、ピーチやいちじく、バニラ、ミルクチョコレートを思わせるやさしい甘さと、クリーンな質感が魅力のコロンビア ルパタ農園(ウォッシュド*)のコーヒー。高標高由来の明るい酸が全体を整え、なめらかな口当たりで飲みやすさを支えます。
ブレンドのアクセント
ブレンドの個性を引き立てる2種のオリジンを選びました。
一つ目は、ラズベリーやストーンフルーツのような鮮やかな果実味が印象的なグアテマラ ベラビスタ農園(ウォッシュド*)のコーヒー。“熟したベリー”というテーマを明確に表現し、余韻に華やかなベリーのフレーバーを添えます。
二つ目は、ヘーゼルナッツやミルクチョコ、オレンジを思わせるブラジル ラゴア農園(ウォッシュド*)のコーヒー。
味わいに丸みと一体感をもたらし、心地よいビター感で後味を引き締めます。
※ウォッシュド・・・コーヒーの実を生豆に精製する方法のひとつ。収穫したコーヒーの実を水槽に入れ、混入物や未熟豆を除去した後、果肉除去し、再度水洗いなどして粘液質を取り除いてから乾燥し、脱穀機にかけて生豆にする方法。「水洗式」とも言う。
※ナチュラル・・・コーヒーの実を生豆に精製する方法のひとつ。収穫したコーヒーの実をそのまま天日などで乾燥させ、十分に水分が抜けてから脱穀機にかけて、乾いた果肉や殻を取り除き、生豆にする方法。果肉や果皮ごと乾燥させるため、フルーティーな香りや甘みが感じられやすいことが特徴。「非水洗式」とも言う。

味わいの3つの特徴
熟したベリーのような芳醇なフルーツフレーバー
ラズベリーのような華やかで芳醇な果実味が特徴。ひと口ふくむと、明るい酸とともにジューシーなフルーツフレーバーが広がります。
カラメルとミルクチョコが
重なるまろやかな甘さ
カラメルやミルクチョコレート、バニラを思わせるやさしい甘さと、なめらかなコクが感じられ、リッチでありながら飲みやすい味わいに仕上げています。
ヘーゼルナッツとスパイスの
ニュアンスが続く、甘い余韻
飲み終えたあとには、ヘーゼルナッツやミルクチョコ、ほのかなシナモンのようなスイートスパイスを思わせる香りが心地よく残ります。
複数の産地から生まれる甘さと果実味、スパイスやナッツのニュアンスを重ねることで、ホリデーシーズンにふさわしい、熟したベリーの芳醇さとまろやかなコクが重なる味わいに仕上げました。おすすめはホット。カップから立ちのぼる甘く華やかなアロマと、長く続くコクのある余韻をお楽しみください。




