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STORY #1 類まれな際立つ個性を持つ品種“GEISHA – ゲイシャ”


他のコーヒーとは一線を画すような華やかな甘い香りに魅了される、コーヒー愛好家も多い”ゲイシャ”。今日では、希少で高価なスペシャルティコーヒーとして知られる存在に。第1回目は、“ゲイシャ”がなぜ希少なコーヒーなのか、その理由をご紹介します。

類まれな際立つ個性をもつ品種 ”ゲイシャ”

“ゲイシャ”は、コーヒーの3大品種の1つ「アラビカ種」に属する品種の1つ。エチオピアの南西部にある「ゲシャ」という地域で見つかったことが名前の由来とされています。70年ほど前から発見されていた品種であるにもかかわらず、エチオピアでは生産性が低いということから、“ゲイシャ“は商用利用に不向きな品種だと考えられていましたが、近年さび病の耐性効果が期待され、パナマへ渡り本格的な栽培が開始され、中南米エリアの近隣国に広がっていきました。

”ゲイシャ”が高価な理由とは?

ポテンシャルを秘めた“ゲイシャ”の栽培にいち早く着手したパナマは、有数の高品質なコーヒー栽培国として知られ、栽培に関する研究も盛んな国として知られています。2004年にパナマで開催されたコーヒーの国際品評会で出品された「エスメラルダ農園」の“ゲイシャ“は、審査員の高評価を得た結果、その後開催されたオークションで落札最高金額を更新。このことがきっかけとなり“ゲイシャ”はスペシャルティコーヒー業界から瞬く間に注目を集め、高級スペシャルティコーヒーとしてその名を馳せる存在になりました。それ以来 “ゲイシャ”の市場価格は高騰し、その現象は“ゲイシャショック”と言われるほどまでに。現在もオークション価格に影響を与え、今後も急落する兆しはないとされています。

オークションで高値が付いた理由には、優れた風味個性がありながら、少量しか生産できない品種であるということがあげられます。実際に”ゲイシャ”の栽培に適した環境は、1, 500m以上の高地にある斜面と言われ、このため栽培エリアは限定されます。また高地の斜面で栽培されることから、収穫は機械ではなく手摘みが中心となります。さらに、その収穫量も1本のコーヒーの木から採れる量は、他のアラビカ種のコーヒーと比べて半分ほどといわれています。


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