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コーヒーコラム

コーヒー豆の生産量国別ランキング!世界1位の国は?

日本でも日頃から親しまれているコーヒー。コーヒーを作るために必要なコーヒー豆はどこで作られているのでしょうか。

コーヒー豆の生産量など世界の状況を見ていきましょう。

世界のコーヒー豆の生産量国別ランキング

世界の国別生産量をグラフにしました。


参照元:国際コーヒー協会

1位:ブラジル

2018年のコーヒー豆の生産量世界1位は、ブラジルです。

歴史を遡ると、ブラジルは、1727年にブラジルのパラ州にフランス領ギアナから初めて苗木が伝わり、生産されるようになりました。別ルートでインドからリオデジャネイロへ、リオデジャネイロからサンパウロへと伝わり、生産量が急激に増加して、1850年には世界最大のコーヒー生産国となっていました。

栽培されている種類としては、主にアラビカ種ですが、国土が広大なので、様々な種類のコーヒーが栽培されています。

2位:ベトナム

2018年の生産量第2位は、ベトナムです。

ベトナムは、1865年に西アフリカのカネフォラ種がフランスによって持ち込まれて生産が始まりました。1990年代には生産量が急激に伸び、第2位のコーヒー生産国にまで成長しました。カネフォラ種以外にアラビカ種の栽培にも近年は力を入れています。

ベトナムでは、深炒りし、粗めに挽いたコーヒーを、あらかじめコンデンスミルクを入れたカップの上に載せたフィルターに入れ、湯を注ぎ、濃いコーヒーがゆっくりとしたたり落ちるのを待って、かき混ぜるという独特の方法で飲まれています。

3位:コロンビア

2018年の生産量第3位は、コロンビアです。

かつてスペイン領だったコロンビアでは18世紀後半に、コーヒーの栽培が始まりました。長い間世界第2位の生産国だったものの、現在はベトナムにその地位を譲っています。高品質のアラビカ種の生産国として知られています。

赤道直下に位置しますが、国土の大半が山岳地帯なので、コーヒー栽培に適しています。そして、スペシャルティコーヒーにも積極的に取り組んでいます。

4位:インドネシア

2018年の生産量第4位は、インドネシアです。

1699年にオランダ人によってコーヒーが移植されました。第二次大戦以前は、世界第3位の生産量でしたが、大戦中に激減してしまい、現在は世界第4位となっています。

「ジャワ・ロブスタ」は苦味に特長があり、ブレンドの際の好適品として知られています。アラビカ種も栽培されており、スマトラ島の「マンデリン」、スラウェシ島の「トラジャ」などは評価が高いです。また、ジャコウネコの糞から取れる希少な「コピ・ルアック」も有名です。

インドネシアでは、細挽きのコーヒーの粉と砂糖をグラスに入れ、熱湯を注いで皿で蓋をし、粉が沈むのを待って飲む方法が一般的です。

5位:エチオピア

2018年の生産量第5位は、エチオピアです。

コーヒーの原産国で現在も野生種が自生しています。国の中央を北緯10度線が通り、その南の高原地帯はコーヒー栽培の適地です。南部のシダモ、南西部のジンマ、東部のハラーが産地として有名です。

栽培されたアラビカ種は「モカ」の総称で輸出されます。

コーヒーの作り方は、生豆を鍋で炒って、潰して粉にし、水から煮立て、粉を沈めて上澄みを飲む方法です。砂糖だけでなく、塩やバター、香料を入れて飲むこともあります。

6位:ホンジュラス

2018年の生産量第6位は、ホンジュラスです。

カリブ海に面した中米のホンジュラスは、北緯15度線が国を横断し、大半が高原地帯なので、コーヒー栽培に適しています。

フルーティで酸味が柔らかく、バランスがとれていて、日本でも人気があります。ほとんどが手摘みで、スペシャルティコーヒーの生産にも熱心です。

まとめ

世界のコーヒー豆の生産量ランキングは、想像通りでしたか?馴染みのない国もあったかもしれませんね。紹介した国は、世界有数の生産国なので、それぞれのコーヒー豆でコーヒーを作って飲み比べしてみてください。

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